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組入銘柄が銘柄選びの参考になる中小型株投資信託一覧、請求目論見書の簿価単価に注目

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個人投資家は日本株の中小型株に投資して稼ぐべき理由」という記事を書きましたが、そうはいってもこれから株価の上昇が期待できる銘柄を探すのは難しいものです。

個人投資家は日本株(国内)の中小型株に投資して稼ぐべき理由、中小型株の上昇トレンド初動の見極め方

実際、アナリストやファンドマネージャーでも中小型株の真の実力を判断するのは難しいと言います。

そこで、1つの指標になるのが、中小型株を中心に運用する投資信託の組入銘柄です。

ファンドマネージャーのお眼鏡にかなった銘柄が組み込まれているので、銘柄選びの1つの参考になるはずです。

実際、投資で多くの資産形成をしている個人投資家の中でも、中小型株を中心に運用する投資信託の組入銘柄をチェックしている人は少なくないです。

小型株に投資する投資信託

以下の投資信託一覧は「主に小型株を中心に運用する投資信託」です。

※2018年8月7日時点のデータ
※2018年8月7日時点で過去1年のトータルリターンが高い順

投資信託 運用会社 純資産総額 信託報酬 トータルリターン
1年 3年 5年 10年
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 東京海上 107億円 1.56% 50.03% 28.39% 27.05%
日興グローイング・ベンチャーファンド
愛称:グローイング・ベンチャー
日興 308億円 2.05% 46.79% 30.25% 24.67% 17.20%
小型株ファンド
愛称:グローイング・アップ
明治安田 233億円 1.84% 45.21% 28.21% 23.19% 16.72%
SBI小型成長株ファンド・ジェイクール
愛称:jcool
SBI 205億円 1.84% 43.45% 27.45% 23.47% 18.11%
マネックス・日本成長株ファンド
愛称:ザ・ファンド@マネックス
アセットマネジメントONE 56億円 1.59% 42.96% 25.92% 26.51% 16.03%
女性活躍応援ファンド
愛称:椿
大和 488億円 1.57% 42.45% 22.88%
MHAM 新興成長株オープン
愛称:J-フロンティア
アセットマネジメントONE 677億円 1.84% 40.96% 26.64% 27.35% 18.76%
MHAM 日本成長株オープン アセットマネジメントONE 319億円 1.67% 39.46% 22.89% 23.43% 13.36%
SBI日本小型成長株選抜ファンド
愛称:センバツ
SBI 35億円 1.46% 34.65% 20.15%
スーパー小型株ポートフォリオ 三井住友 13億円 1.30% 34.35% 19.19% 26.11% 18.23%
企業価値成長小型株ファンド
愛称:眼力
アセットマネジメントONE 91億円 1.57% 33.82%
三井住友・中小型株ファンド 三井住友 66億円 1.62% 33.65% 18.93% 26.20% 17.78%
中小型成長株ファンド-ネクストジャパン-
愛称:jnext
SBI 95億円 1.62% 30.86% 26.44% 29.11% 16.86%
新成長株ファンド
愛称:グローイング・カバーズ
明治安田 900億円 1.84% 30.28% 26.59% 28.95% 16.73%
DIAM 新興市場日本株ファンド アセットマネジメントOne 148億円 1.64% 29.92% 28.47% 32.59% 30.77%
成長応援日本株ファンド
愛称:匠のワザ
明治安田 161億円 1.84% 29.11%
新光 日本小型株ファンド
愛称:風物語
アセットマネジメントONE 133億円 1.73% 26.87% 16.19%
新光 小型株オープン
愛称:波物語
アセットマネジメントONE 28億円 1.73% 26.79% 16.14% 20.96% 15.97%
スパークス・少数精鋭・日本株ファンド スパークス 12億円 2.00% 23.81% 14.34%
中小型成長株オープン
愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン
岡三 24億円 0.92% 23.35% 19.22%
いちよし公開ベンチャー・ファンド 三菱UFJ国際 16億円 1.84% 23.16% 22.62% 23.90% 15.80%
スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド
愛称:価値発掘
スパークス 148億円 1.88% 23.12%
ジャパニーズ・ドリーム・オープン 三菱UFJ国際 197億円 1.84% 21.12% 19.82% 24.63% 15.26%
Jオープン (店頭・小型株) 三菱UFJ国際 75億円 1.32% 20.85% 21.34% 23.27% 14.51%
日本新興株オープン 日興 235億円 1.64% 20.67% 19.95% 21.95% 18.64%
大和 ベストチョイス・オープン 大和 11億円 0.99% 20.67% 16.76% 22.50% 11.33%
日本株セレクト・オープン“日本新世紀” 日本・小型株・ファンド
愛称:“日本新世紀”
三菱UFJ国際 57億円 1.62% 19.83% 20.42% 22.75% 15.01%
ダイワ新興企業株ファンド 大和 86億円 1.64% 18.00% 18.66% 21.26% 14.66%
大和住銀 日本小型株ファンド 大和住銀 112億円 1.64% 17.34% 20.49% 23.30% 19.49%

中型株に投資する投資信託

以下の投資信託一覧は「主に中型株を中心に運用する投資信託」です。

※2018年8月7日時点のデータ
※2018年8月7日時点で過去1年のトータルリターンが高い順

投資信託 運用会社 純資産総額 信託報酬 トータルリターン
1年 3年 5年 10年
ニッセイ 日本株リサーチオープン
愛称:より獲り実獲り
ニッセイ 20億円 1.62% 28.27% 12.12% 14.30% 6.36%
海外消費関連日本株ファンド
愛称:クール・ジャパン
アセットマネジメントOne 47億円 1.57% 27.54% 9.49% 17.78%
野村 リアルグロース・オープン 野村 195億円 1.62% 26.39% 13.19% 15.21% 9.07%
JPM・E-フロンティア・オープン JPモルガン 90億円 1.73% 20.99% 13.98% 9.54% 13.49%
JPM ザ・ジャパン JPモルガン 1025億円 1.84% 20.88% 14.27% 9.42% 13.50%
JPM 中小型株オープン JPモルガン 207億円 1.65% 20.08% 8.91% 15.13% 7.86%
次世代ファンド
愛称:次世代
三井住友 28億円 1.62% 18.84% 12.78% 18.07% 6.55%
JPM 新成長株オープン JPモルガン 13億円 1.33% 18.24% 8.42% 14.16% 8.57%
ダイワ・セレクト日本 大和 29億円 1.64% 17.79% 9.24% 15.06% 7.70%
フィデリティ・中小型株・オープン フィデリティ 76億円 1.73% 12.95% 7.46% 12.33% 5.88%

新規の販売を停止している投資信託もある理由

中小型株の投資信託によっては、一時的に新規の販売を停止しているファンドもあります。

というのも、人気があり、多くの投資家から買われているので、運用できる資産額の上限に達してしまったからです。

中小型株は時価総額が総じて小さいので、ファンドの規模が大きくなりすぎると運用効率が低下する側面があります。

資金が入ってくるからと中小型株を買い続けれていれば、銘柄によっては株価が適正水準が大きく乖離してしまい、その後の調整圧力も増すからです。

そのため、投資信託によっては運用する資産額の規模に上限を設けているのです。

また、銘柄調査にも時間がかかるため、多くの資金が流入したからといって投資対象銘柄をそのぶん拡大するのも難しいという背景があります。

それだけ、2017年後半あたりから、中小型株の投資信託は人気状態となっています。

月次レポートだけでなく、請求目論見書に掲載の「簿価単価」に注目

投資信託は毎月「月次レポート」を発行し、そこに組入上位銘柄を掲載しています。

ただ、投資先銘柄を研究する場合は、年に1度出される「請求目論見書」もチェックしておきたいところです。

というのも、「請求目論見書」にも組入銘柄が掲載されており、組入銘柄の「簿価単価」が掲載されているからです。

簿価単価とはその銘柄を購入した単価のことです。

つまり、投資信託を運用するファンドマネージャーがこの株価なら買ってもよしと判断した価格ということです。

上の画像は「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」が2018年4月に発行した請求目論見書の一部です。

組入銘柄が掲載されていますが、ここに「帳簿価額」→「単価」がその銘柄を購入した時点の株価です。

その右横の「評価額」は請求目論見書が発行された時点の株価です。

ファンドマネージャーは個人投資家では得られない様々な情報から投資先を決めます。

その結果、自社ファンドに組入を決定したということは、投資するだけの価値がある銘柄と言えます。

その銘柄を簿価単価よりも安い株価で購入できたら、その後、大きな上昇の恩恵を得られる可能性も高まります。

気になる銘柄を監視銘柄リストに入れるだけでなく、中小型株を中心に運用する投資信託の「簿価単価」もメモしておくことで、購入株価の1つの指標となります。