IPOの傾向と対策〜IPO(新規公開株)に当選するために知るべきこと

IPOの傾向と対策

IPO(新規公開株)は当選すれば、かなりの確率で利益が出るということから、投資家にとって非常に人気です。

多くの投資家がIPOのブックビルディング(BB)に申し込むので、当選するのは非常に困難です。

しかし、当選した場合では、初値で売却すればかなり確率で利益が出ることも過去の事例を分析すると分かります。

当サイトでも2014年と2015年のIPOの公開価格と初値を比較していますが、かなりの確率でプラスになっています。

今回は「IPO(新規公開株)が投資家に人気がある理由」と「IPOの傾向と対策」について解説したいと思います。

IPO(新規公開株)が投資家に人気がある理由

IPO(新規公開株)が投資家に人気がある理由・・・それは、当選すればかなりの確率で儲かるからです。

そのため「儲かる → 人気が出る → 抽選で当選しにくい」という構図ができています。

では、なぜIPO株は儲かるのか?

それは、「IPOディスカウント」があるからです。

「ディスカウント」は「割引」という意味です。

つまり、IPOした銘柄の公開価格は、その企業が持っている価値よりも割安に設定されている場合が多いのです。

なぜなら、新規上場を手伝う証券会社にとって、IPO(新規公開株)する株が売れ残ったら、それは証券会社にとって恥ずべきことだからです。

へたしたら、「あの証券会社が主幹事をしたらハズレ」みたいな悪い噂が立ちかねません。

そのため、公開株が全て売れるように、少しだけ割安設定にしているのです。

この「IPOディスカウント」は、東証に上場する銘柄なら、「一部」や「二部」で10%、「マザーズ」や「ジャスダック」は20〜30%も割安設定されていると言われています。

つまり、「マザーズ」や「ジャスダック」のIPO銘柄に当選したら、それを初値で売った場合はプラス20〜30%上がる可能性があるということです。

投資では、基本的に「底値」と「高値」は予想できません。

でも、IPOなら公開価格が「底値」に限りなく近い株価である可能性が高いのです。それはつまり、将来的に利益が出る可能性が高いのです。

以上が、IPO(新規公開株)が投資家に人気がある理由です。

IPO投資するなら、少なくてもSBI証券マネックス証券には口座開設しておきたいところです。

公開価格の決まり方

公開価格は「IPOディスカウント」があって実際の企業価値よりも安めに設定されていると説明しましたが、そもそも公開価格はどのようにして決めているのでしょうか?

まず、IPO銘柄の公開価格は幹事証券会社が決めます。

幹事証券会社は公開価格の妥当性を見極めるために、すでに上場している同業他社のデータと比較します。

そして、PER(株価収益率)などのデータを元に、公開価格を決めていきます。

その際、売れ残るリスクを減らすために、やや割り引いた水準で寝付けすることが多くなるのです。これが「IPOディスカウント」です。

もし、幹事証券会社が妥当だと思った公開価格が高かった場合は、初値で大きく値上がりしません。場合によって、初値が公開価格を下回ることもあります。

逆に、公開価格が大きく割安だった場合、初値で大きく値上がりします。5倍以上も値上がるする銘柄もあるほどです。

IPOの傾向と対策

まず、東証(東京証券取引所)には「第一部」「第二部」「マザーズ」「ジャスダック」の4つの市場があります。

このうち、「第一部」「第二部」は大企業、「マザーズ」「ジャスダック」は新興企業が上場します。

IPO(新規上場)の場合、時価総額が10億円前後の銘柄が初値が大きく上がりやすい傾向があります。

つまり、「マザーズ」と「ジャスダック」に上場する銘柄は初値が公開価格よりも上がりやすいということです。

逆に、「第一部」と「第二部」の初値は上がりにくい傾向があります。

ただし、「マザーズ」や「ジャスダック」に上場する銘柄でも、バイオベンチャー系企業はリスクが大きくて機関投資家が買わないので、初値は上がりにくい傾向があります。

なので、バイオベンチャー系企業のIPOは避けておいた方が無難でしょう。

ちなみに、初値は「買い注文」と「売り注文」が同数になった時に決まります。

かんぽ生命保険の上場日に、初値がなかなかつかなかったのは、「買い注文」と「売り注文」が同数になるのに時間がかかったからです。それだけ、買い注文が多かったのです。

もう1つ覚えておいた方がいいことは、IPO(新規公開株)が連続すると初値が上がりづらい傾向があることです。逆に、久しぶりのIPOだと初値が上がりやすい傾向があります。

これは、投資家の資金量が初値の価格に影響するということでもあります。

2014年のIPO(新規公開株)の傾向

2014年にIPOした銘柄は77銘柄です。そのうち、60銘柄の初値が上がりました。

17銘柄は初値が下がったり、プラスマイナスゼロでしたが、「マザーズ」と「ジャスダック」に限定すると、初値がプラスにならなかった銘柄は4銘柄のみです。

2015年のIPO(新規公開株)の傾向

2015年にIPOした銘柄は今のところ70銘柄です。(11/5現在)そのうち、61銘柄の初値が上がりました。

9銘柄は初値が下がったり、プラスマイナスゼロでしたが、「マザーズ」と「ジャスダック」に限定すると、初値がプラスにならなかった銘柄は4銘柄のみです。

2015年中は90〜100社ほどIPOする予定です。年末はIPOが増える傾向にあります。

ちなみに、2016年は100社以上の企業がIPOする予定と言われています。

IPOする企業が増えるということは、それだけ当選する投資家も増えるということなので、しっかり関連サイトをチェックしておきたいですね。

IPO(新規公開株)関連サイト