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高利回り債券に投資する前に知っておきたい債券の基礎知識、国債と長期金利

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債券の基礎知識、利回りと国債と長期金利

2016年2月のマイナス金利の導入以降、定期預金などの貯蓄性商品の金利が一段と下がり、銀行に預金するよりも高い利息が見込める高利回りな商品を探す人が増えています。

その選択肢の1つになるのが債券への投資です。

メガバンクのの普通預金は0.001%、定期預金でも0.01%という金利の低さですが、債券への投資なら株式よりも低いリスクで定期預金よりも高い金利が見込めます。

今回は債券投資の基礎について解説したいと思います。

そもそも、債券とは?

債券とは国や地方自治体、国内や海外の企業などが資金を調達するために発行するものです。

国の債券は「国債」、地方自治体の債券は「地方債」、企業の債券は「社債」です。

「資金を調達するため」という意味では、株式の発行と同じです。

しかし、債券の場合、あらかじめ額面や利率、満期日などが決められおり、満期日に額面金額が返金されることが約束されているので、株式よりも安全性が高い金融商品と言えます。

また、満期日までに定期的に利子を受け取ることができるので、利息収入(インカムゲイン)を重視する投資家に人気です。(株式は基本的に値上がり益であるキャピタルゲインに期待する金融商品と言えます。)

また、満期日まで待つことなく、途中で売却することも可能です。

債券は株式と同じ金融商品なので、買いたい人が増えれば債券価格は上がりますし、買いたい人が減れば債券価格は下がります。

なので、債券価格が下がった時に買って、上がった時に売れば、株式への投資のように値上がり益(キャピタルゲイン)も得ることができるのです。

もちろん、債券価格が下がった時点で買って、そこから満期日まで保有することも可能です。

たとえば、額面100万円の債券を98万円で購入して満期日まで持っておけば、2万円の利益を得ることができます。この利益のことを「償還差益」と言います。

逆に、額面100万円の債券を102万円で購入して満期日まで持っておくと、2万円の損失が出ますが、この損失を「償還差損」と言います。

先ほど、債券は満期日までに価格が上がったり下がったすると言いましたが、満期日が来ると元の額面で返金されます。

額面100万円の債券を購入して、途中でその債券価格が上下に変動したとしても、満期日が来れば額面である100万円が戻ってくるということです。

満期日という期限があって、途中で価格が上下しようと満期日に購入した額面が戻ってくるところが株式投資との最大の違いと言えます。

ちなみに、債券も株式と同様に証券会社で購入できます。

主な債券の特徴

債券 発行体 特徴
国債 国から発行されているので、基本的に元本割れや経営破綻のリスクがないが、マイナス金利以降は利回りがとても低い。
社債 国内企業 国債よりも利回りは高いが、会社なので経営破綻リスクが存在する。
外貨建て債券 海外の国や企業、国際機関 高金利国だと利回りがかなり高いが、信用リスクや為替変動リスクがある。

基本的に、利回りが高いということはリスクも高いということです。

なぜなら、高い利回りにしないと投資家に投資してもらえない金融商品ということだからです。

人気がある金融商品は利回りを高くしなくても売れるので、無理して高い利回りに設定する必要はありません。

長期金利とは

ニュースや新聞等で「長期金利」という言葉をよく耳にしますが、長期金利とは「期間10年の国債の利回り」のことです。

2016年4月15日現在の各国の「期間10年の国債の利回り」は以下のようになっています。

利回りが高い順(2016年4月15日現在)
利回り
ブラジル 12.98%
ギリシャ 9.00%
インド 7.43%
メキシコ 5.85%
ポルトガル 3.22%
ニュージーランド 2.84%
オーストラリア 2.55%
シンガポール 1.98%
韓国 1.82%
アメリカ 1.79%
スペイン 1.50%
イギリス 1.45%
イタリア 1.35%
カナダ 1.29%
香港 1.22%
フランス 0.51%
オランダ 0.39%
ドイツ 0.17%
日本 -0.10%
スイス -0.38%

参照:金利・国債 – Bloomberg

先ほど、「利回りが高いということはリスクも高い」「高い利回りにしないと投資家に投資してもらえない金融商品」と言いましたが、新興国や経済危機が起きている国の国債利回りは高い傾向にあります。

しかし、国債利回りが低いからといってその国の財政状況が良いというわけではありません。

また、日本も1980年代には国債利回りが8%を超えることもありました。

ちなみに、住宅ローンの金利は長期金利(期間10年の国債の利回り)に連動しているので、今の日本のマイナス金利下では住宅ローンの金利が非常に低くなっています。

米ハイイールド債の値動きは株式との連動性が強い

高利回り債券として「米ハイイールド債」がありますが、米ハイイールド債の値動きは株式との連動性が強いから注意が必要です。

逆に、先進国の債券は株式との連動性が低いので、リスク分散としての効果を発揮すると言われています。

高利回り債券について勉強できる本

値動きが穏やかで安定的な利息収入が見込める債券は、分散投資に欠かせない資産と言われています。

そんな債券の中でも、高利回り債券投資への投資に興味を持ったなら、まずは以下の本を読んでみるといいでしょう。

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