外国株

米国ETFのメリット・デメリット、買い方、手数料、配当、おすすめ銘柄

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米国ETFに投資する前に 知っておくべきこと

前回の記事で、ETFの仕組みや手数料について説明しましたが、ETFは国内だけでなく、海外のETFも日本から購入できます。

中でも、「米国ETF」の信託報酬の低さは群を抜いています。

信託報酬は保有している間ずーと引かれるコストなので、長期投資ほど信託報酬にこだわる必要があります。

つまり、信託報酬が驚くほど低い「米国ETF」は長期投資向き商品と言えます。

そこで、今回は米国ETFの特徴について詳しく解説したいと思います。

米国ETFのメリット

米国ETFを買うメリットはいくつかあります。

まず、先ほど説明したように、信託報酬が非常に安いことです。一番低いもので「0.05%」と、ほぼゼロに近いものまであります。

さらに、市場が成熟していることもメリットになりあす。

アメリカでは日本よりもETFが投資対象としてメジャーな存在になっているので、売買高が豊富で、純資産総額も大きくなっています。

また、銘柄自体の歴史も長いので、信頼性も高いと言えます。(基本的に長く運用していて、純資産総額が増え続けている銘柄は信用できると判断できます。)

米国ETFのデメリット

米国ETFのデメリットとしては、売買時にかかるコストが少し高いことです。

信託報酬は低いのですが、外国株なので売買時にかかるコストが日本株を買うよりも高めに設定されています。

あとは、日本株を買うよりも手間がかかることもデメリットと言えるでしょう。

まず、米国ETFを買うには外国株取引口座を開いて、円をドルに両替する必要があります。

こういった日本株を買う時にはない作業も必要とされます。

米国ETFを買う手順、買い方

米国ETFを買うならネット証券が一番です。なぜなら、取引手数料が安いからです。

中でも、取引手数料が一番安いのはマネックス証券なので、米国ETFを買うならマネックス証券で購入することをオススメします。

米国ETFを買う手順(買い方)をざっくりと説明すると以下のような流れになります。

  1. ネット証券に口座開設(無料)
  2. 口座開設したネット証券で外国株取引口座を開設(無料)
  3. 円を米ドルに両替する(為替手数料あり)
  4. 希望する銘柄を購入する(取引手数料あり)

手数料1)為替手数料

米国ETFを買う時に最初にかかる手数料は「為替手数料」です。

米国ETFを買うには、まず「円」を「米ドル」に両替する必要があります。

なぜなら、米ETFは米ドルでしか購入できないからです。

為替手数料は「1ドルにつき25銭(0.25円)」です。

以下に金額ごとの為替手数料をまとめます。

為替手数料<1ドル100円で計算>
100ドル(1万円) 25円
1000ドル(10万円) 250円
10000ドル(100万円) 2,500円
50000ドル(500万円) 12,500円
100000ドル(1000万円) 25,000円

1ドル100円の場合、100万円を両替したら2500円の為替手数料が引かれ、99万7500円から取引を開始するということになります。

為替手数料の経費率は「0.25%」ということになります。

為替差益も狙える??

FXをやっている人の中には、「米国ETFはドルに両替して購入するのだから、為替差による利益も狙えるのでは?」と思ったかもしれません。

「世界の経済の成長によって大きく育ったETFを、円安効果でさらに膨らますことができる!」と。

確かに、円高の時に米国ETF買って、円安の時に売れば、為替差のぶんだけ利益も増えます。

10000ドル分の米国ETFを1ドル100円の時に買って(日本円で100万円の投資)、1ドル120円の時に売れば、投資した100万円は120万円まで増えます。

しかし、為替の動向はその道のプロでも予測不可能なので、なるべく円高の時に買う程度の解釈でいいと思います。

「1ドル122円の時と121円の時だったら、121円の時に買った方がいい」といった具合です。

大幅に円高になるのを待っていたら、いつまでたっても買えませんからね。

手数料2)取引手数料

日本株の取引と同じように、米国ETFの購入時と売却時には「取引手数料」が引かれます。

2015年現在、米国ETFを購入できるネット証券は「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」の3社です。

この3社の中では、マネックス証券の取引手数料が一番低くなっています。

米国ETF 取引手数料(税抜)
マネックス証券 SBI証券 楽天証券
手数料 約定金額の0.45%
(最低5ドル〜最大20ドル
25ドル 25ドル
1,000株以上からの追加手数料 なし 1株につき0.02ドル 1株につき0.02ドル

投資家がコントロールできるのはコストのみなので、米国ETFを買うなら迷わずマネックス証券で買うということになります。

次に、投資額ごとの取引手数料をまとめます。

投資金額ごとの取引手数料(税抜)<1ドル100円で計算>
マネックス証券 SBI証券 楽天証券
1000ドル
(10万円)
5ドル(下限)
(500円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
2000ドル
(20万円)
9ドル
(900円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
3000ドル
(30万円)
13.5ドル
(1350円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
4000ドル
(40万円)
18ドル
(1800円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
5000ドル
(50万円)
20ドル(上限)
(2000円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)
10000ドル
(100万円)
20ドル(上限)
(2000円)
25ドル
(2500円)
25ドル
(2500円)

どの価格帯でもマネックス証券の取引手数料が一番安くなっています。

マネックス証券で100万円で米国ETFを購入した場合の、取引手数料の経費率は「0.2%」ということになります。

手数料負けしないためにも、米国ETFを買うなら100万円くらいからの購入をオススメします。

米国ETFの配当は基本的に四半期ごと

ETFは分配金を自動で再投資できない仕組みになっているので、決算期ごとに配当金として配当されます。

米国ETFもそれは同様で、基本的に四半期ごとに配当される銘柄が多い傾向にあります。

つまり、年に4回配当が出るということです。

米国企業は日本企業に比べて配当を重視する企業が多いため、米国ETFは国内ETFに比べて配当利回りも高い傾向にあるので、インカムゲイン狙いの投資家にもオススメです。

参照:配当生活したいなら日本株より米国株がオススメな理由

オススメの米国ETFは信託報酬が圧倒的に低いバンガード

米国ETFの中でも、圧倒的に信託報酬が低いのはバンガード社が提供するETFです。

最後に、代表的なバンガードの銘柄を紹介します。

※配当利回りは2015年11月14日のものです。

米国ETFバンガードのおすすめ銘柄
銘柄 ティッカー 信託報酬 投資先 配当利回り
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF VT 0.17% 全世界に投資 2.40%
バンガード・S&P500ETF VOO 0.05% アメリカのS&P500指数に連動。 2.03%
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF VTI 0.05% これ1本で米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバー 1.92%
バンガード・FTSE・ヨーロッパETF VGK 0.12% ヨーロッパの先進国 3.28%
バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF VEA 0.19% 米国・カナダを除く先進国 2.87%
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF VWO 0.15% 新興国 3.09%
バンガード・米国高配当株式ETF VYM 0.10% 米国の高配当銘柄をあつめて投資 3.11%

このように、バンガードの信託報酬は0.2%以下とたいへん低くなっています。

ETFは積立ができないというデメリットがある

ETFはコストは安いですが、投資信託のように毎月の積立ができません。

つまり、購入した時が「高値づかみ」になる可能性もあるということです。

毎月の積立だったら、ドルコスト平均法が効いて、大きな含み損を抱える可能性は減りますが、ETFは時間の分散ができないので、購入タイミングによっては高値づかみになってしまうこともあるのです。

株価というものは上昇することもあれば、下落することもあります。

特に、「◯◯ショック」みたいなものが来ると、しばらくは下落相場になってしまいます。

下落相場では安値で買えるので、買った方がいいのですが、下落し続ける株価を見て買える人はあまりいません。

でも、毎月積立なら、人間の心理に関係なく、下落相場でも決めた額を買っていけます。

下落相場で安値で買い続けた結果、上昇した時には含み益を手にできます。

米国ETFでは積立ができませんが、米国株なら「One Tap BUY」で毎月積立ができます。(毎週積立も設定できます)

「One Tap BUY」なら1000円という少額から積立ができるので、少額から始めたい人にも向いていますし、配当金も自動で再投資されるので、株価の上昇を狙うだけでなく、元本も自動で増やしていくことができます。

One Tap BUY

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