投資信託

投資信託の分配金には利益から出る普通分配金と元本から削られる特別分配金の2種類ある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

特別分配金

日本では投資信託というと「毎月分配型」が人気です。

月に1回、分配金がもらえる投資信託です。

特に、銀行や証券会社の窓口で投資信託を買うような投資初心者に人気があるようです。

「毎月分配型」の投資信託を買う人にありがちな勘違いとして、「毎月の分配金は投資している投資信託の利益から出ている」と思っていることです。

しかし、その実態は大きくかけ離れています。

なぜなら、投資信託の分配金には、「利益から出る分配金」と「自分が投資した元本から切り崩される分配金」の2種類があるからです。

こういったことを知らずに、毎月給料でももらえるかのように、分配金をもらって喜んでいる投資家が多いのが日本の実情だったりします・・・。

今回は投資信託の2種類の分配金について詳しく解説します。

毎月分配型投資信託に投資する前に知るべき基礎知識

まず、投資信託の分配金をもらう前に、最低限知っておきたい基礎知識についてまとめます。

  • 投資信託の分配金は、必ずしもその投資信託の利益から支払われるとは限らない。
  • 利益が出ていない(損失が出ている)のに、毎月分配金が支払われるのは、元本から切り崩されて支払われているだけ。(自分のお金を右から左、左から右へと移動したようなもの。)
  • 分配金の一部だけが元本から切り崩されて支払われる場合もある。(一部は利益から、一部は元本から。)
  • 分配金は投資信託の純資産総額から払い出されるので、分配金を払えば純資産総額は減り、基準価額も下がっていく。
  • 基本的に、基準価額が下がっていく投資信託を買いたいと思う投資家はいない。新規の投資家が増えなければ、純資産総額も増えていかない。

2種類の分配金 〜 普通分配金と特別分配金

投資信託の分配金には以下の2種類があります。

  1. 普通分配金・・・利益から出る分配金(課税される)
  2. 特別分配金・・・元本から切り崩されて支払われる分配金(非課税)

「特別分配金」をもらっているということは、アナタが投資している投資信託は利益が出ていないということです。

利益が出ていないので、当然、非課税です。税金は利益に対してのみ課税されます。

自分が分配金をもらったら、それが「普通分配金」なのか、「特別分配金」なのか、必ず確認するようにしましょう。

もし、「特別分配金」なら、アナタが投資している投資信託は利益が出てない、純資産が減っている投資信託ということです。

ちなみに、「特別分配金」は「元本払戻金」とも言います。

タコが自分の足を食べているような状態です。。

現役世代は毎月分配型を選ぶな

今現在働いている現役世代の場合、毎月分配型の投資信託ではなく、分配金を払わない再投資型の投資信託を選ぶ方がいいです。

なぜなら、分配金をもらっている限り、複利効果が薄くなるからです。

運用益を再投資して初めて複利効果が働きます。

また、分配金をもらう度に、税金を引かれるので、トータルコストで見ても非効率なのです。

目先の分配金というお金に惑わされて、合理的な判断ができていないとも言えます。

分配金の支払いがない分配金再投資型の投資信託なら、純資産総額も増えていくので、新規の投資家も増え、さらに純資産が増えるという良い循環を生みます。

毎月分配型とは正反対の「正のスパイラル」を描くことができるのです。

アナタは分配金という目先のお金を手にしていませんが、アナタの投資している投資信託は育っているのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る