株式投資

インカムゲイン投資の特徴、メリットとデメリット、配当や利回りについて

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インカムゲイン投資

株で利益を出すには「キャピタルゲイン(運用益)」と「インカムゲイン(配当益)」の2種類あります。

通常、株式投資というと「安い時に買って、高い時に売る」という「キャピタルゲイン(運用益)」を思い浮かべる人が多いと思いますが、今回は「インカムゲイン(配当益)」の特徴とメリットについて説明したいと思います。

インカムゲインの特徴

株式投資のインカムゲインとは、ひとことで言ってしまうと「配当」のことです。

会社によって配当の額は違いますが、たとえば、株価1000円の銘柄の年間配当が「1株30円」なら、500株持っていれば年間15,000円の配当金がもらえます。(30 x 500 = 15000)

配当利回りは「配当 ÷ 株価」で計算するので、このケースの配当利回りは3%です。(30 ÷ 1000 = 0.03)

銀行の普通預金の利息が0.02%なので、銀行に比べると150倍も高い利息になります。(3 ÷ 0.02 = 150)

銀行に寝かせておいてもほとんど利息は付かないからと、インカムゲイン(配当)狙いで株式投資をする人も多いです。

配当利回りが高い会社はヤフーファイナンスの「配当利回り(会社予想)ランキング」を見ればチェックできます。

配当利回りが高い会社が良い会社というわけではない

インカムゲイン狙いの投資をしようとすると、ついつい配当利回りだけを見て、投資先企業を決めてしまう人もいますが、「配当利回りが高い会社 = 業績が良い会社」ではありません。

上場企業の中には、業績はいまいちでも配当利回りが高い会社があります。

これは配当利回りを高くすれば、配当狙いの投資家が増えるからです。

配当狙いの投資家は基本的に長期投資なので、そういう人たちに自社の株をもってもらえば、安定株主になります。

逆からみると、「配当を高くしないと投資してもらえない企業」「配当利回り以外にこれといった魅力がない銘柄」という見方もできます。

日本郵政の配当利回りは3.5%と非常に高い予想しているそうですが、これは日本郵政の将来的な成長があまり見込めないからという声もあります。

配当はどこから出ているの?

配当は企業の純利益から出ています。

ですから、業績が良くなり純利益が増えれば増配(配当が増える)となることもありますし、逆に業績が悪くなれば減配(配当が減る)や無配(配当なし)になることもあります。

では、純利益のうちの何パーセントを配当に回すのかというと、東証1部の平均は約30%です。

企業の純利益から配当に回すお金の割合のことを「配当性向」と言います。

つまり、東証1部に上場している企業の「配当性向」は平均30%ほどということです。

ただ、最近は株主還元を強化する流れが強まっているので、増配する企業が増える可能性もあります。

また、借入金が少なくて現金を多く持っている企業も増配することがあります。これも、現金で持っているだけなら株主に還元すべきだという考えのもとです。

インカムゲイン投資の配当利回りの目安は?

インカムゲイン狙いで投資する場合、日本株なら配当利回り2.5%を目安にするといいでしょう。

もちろん、業績が安定している企業限定です。

業績が悪くて、仕方なく配当利回りを高くしている会社に投資しても、キャピタルゲイン(運用益)で大損したら意味がありませんから。

株式投資では電力会社など事業内容が成熟した企業ではインカムゲインを狙って投資することが多く、マザーズに上場しているような成長企業への投資ではキャピタルゲインを狙うことが多いです。

インカムゲイン投資のメリット

インカムゲイン投資のメリットとして、「予測可能」ということがあります。

なぜなら、配当は基本的に毎年必ず得られるものだからです。

一方、キャピタルゲインは予測できません。

どの株が将来的に値上がりするのか、値下がりするのか誰も予測することはできません。

20年後に株価が10倍になっている可能性もありますが、3分の1になっている可能性もあります。

でも、インカムゲインならその企業の業績が大幅に悪化したり、倒産しない限り、20年間毎年のように配当という収入を得ることができます。

配当という形で確実にコツコツと収入を得られるという点がインカムゲイン投資のメリットです。

さらに、売却する時に株価が上がっていれば、キャピタルゲインも得られます。

インカムゲイン投資のデメリット

「配当利回りが良いから」と業績不振で株価が落ち続けている銘柄を長期保有すると、配当で得た利益よりも含み損が大きくなる可能性もあります。

投資後も、配当利回りだけでなく、その企業の業績にも注目するようにしましょう。

また、キャピタルゲインで大当たりした時のような、大きな利益は得ることはできません。

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